割れる　漏れる　詰めよられる - Secret Garden　(｡◔‿◔)

わたしがこの国に来てから６年とちょっと過ぎた。

この間、いろんなことがあった。

ここにいると、家の中で不具合が発生するのは日常茶飯事だ。

ほぼ毎日のように停電があるし、断水もしょっちゅう。

（今週の火曜日だって、停電のせいでタイマーかけてた

ごはんが生のままやったし　(`‐ω‐´)　）

突然８時間も停電&断水　ε= o(´～｀;)o ってこともあるし。

そして、なんでもすぐに壊れる。

つくりが雑でちゃっちいのかな。。。

わたしが今の家に越してきて１年も経たない間に、

トイレ、台所、洗面所、洗濯機、お風呂・・・と

すべての水回りは一通り、壊れた。

日本ではありえないようなことがここではしょっちゅう起こる。

今になったら笑い話やけど、一度は真夜中４時ごろに

熟睡してたわたしの耳に、水が勢いよく流れる音が届いた。

ふだん寝つきもよく、朝目覚ましがなるまでぐっすりのわたし

だけど、なぜだかそのときは水の音を聞いて、もそもそと

起き出し、水の音がするほうへと歩いて行ったら・・・

洗濯機に水を注ぎこむ蛇口が割れてはじけとんで、そこから

水が噴出して、台所が水浸しになってた　(o´д`o)=３

何が悲しくて真夜中に、台所の浸水の処理をしなきゃいけないのって

思った　(｡´Д⊂)

・・・で、今回はクーラーから激しく雨漏り・・・ならぬ

水漏れがあり、その水が電子レンジの上にもかかって大変な

ことになってたので、修理を頼んだ。

ここじゃ、修理を頼んでもいつ来てくれるかわからない。

時間を約束しててもその時間にくることなんてまずないし、

事前に連絡すると言っておきながら、連絡なんてくることも

まずない。

約束の時間に来ないから催促の電話をしたら

「すぐすぐ～～」なんて暢気な返事が返ってくるが

１時間待っても２時間待っても来ないし、はては

「やっぱり今日は行けなくなったよ～」なんてのうのうと

言ってくる。

修理の人が来るときには絶対に作業の一部始終を

しっかり見ておかないといけない。

何をちょろまかされたり、壊されるかわからないし、

修理の人たちがまったく悪気なく家の中にある者を

勝手に物色して使おうとしたり、悪質だと何か

盗んで行ったりすることもあるからだ。

だから修理を頼むときは仕事も調整してわざわざ

家にいるようにしてるのに、約束をすっぽかすので

かなり腹が立つ。

今回も修理を頼んですぐには来てくれず、

後日予約しておいた日にも来てくれず、事前に連絡するからと

言ってたのに、それもなく、修理を頼んでから５日後、

突然朝９時に彼らはやってきた。

でも、「あら、今回はけっこうはやくきてくれたのね」って思った。

催促に催促を重ねても、約束破りが続いて結局１か月も

かかるなんてことも今まで何度もあったから。。。

彼らがやってきたとき、わたしはちょうど、郵便局の人からの

電話に出ていた。

母がＳＡＬ便で荷物を送ってくれたのだが、どうやら、中のものが

破損し、水漏れしてると言うのだ。

電話しててスリッパを出すタイミングが遅れたから、彼らはもう

土足で冷蔵庫の上に乗ってた。

(ﾟдﾟ；)・・・・・ｱｲﾔｰ

あわててスリッパに履き替えてもらう。

そこからあ～でもない、こ～でもないとやっては水漏れしてくるのを待ち、

結局１２時前にやっと修理は終わった。

その間は、彼らは絶えずわたしにいろいろ話しかけてきた。

日本人だとわかると、すぐに例の島の問題のことやら、

首相の参拝のことだとか、せんそう責任のことやら

話題に出された。

ここ数年、りょうこくの間が緊張してることが多いので、

けっこうこの手の話題を振ってくる人はいっぱいいる。

わたしの友人や、職場の人はまったくそういうことは

ないのだが、街で出会うような人たちの中には、けっこう

怒りをあらわにしてくる人も少なくない。

情報が操作されてるから、み～んなおんなじことを言ってくる。

だって日本で言えばＮＨＫにあたるような局の

ニュースなんて、毎日毎日、初めの１０分は、国の指導者たちが

いかにがんばっているかを伝え、次の１０分は、

全国のみんながどれくらい幸せなのかを伝え、

最後の１０分は、諸外国がどれほど大変な状況に

あるかを伝えるんだもの。

だから本当のことはなんにも知らされない。

話を聞いてると、あ～ぁっておもうけど、

ほとんどみんなにこやかにスルーする。

ここに住んでる限り、単純に信じ込んでる人たちの気持ちを

逆撫でしたところでなにもいいことはないから。

届いた荷物を見てみたら、ポン酢が割れて、その箱に

入ってたものみんながポン酢まみれになってた。

いつも日本から送った荷物は段ボールの原型をとどめないほど、

へにょへにょになって届く。

ものすごい乱暴に扱われてるから、中のものが割れたり

壊れたり、はたまた抜き取られてたりすることもしょっちゅうある。

賠償のことを聞いてみたら、日本の責任だから、日本の

郵便局に請求しろと言われた。

彼らが来る前に、日本の郵便局に問い合わせたら、

こういう場合、日本とこちらの双方の郵便局に知らせて

双方が重さに応じて半分ずつ弁償することになっていると言われた。

どうみたって、日本から出てくるまでは壊れてなかっただろうって

思うけど。

割れたのはポン酢だけだったし、ポン酢まみれになった

他の荷物も、箱から出せは使える状態のがほとんどだったので、

面倒くさいし、弁償は請求しないことにした。

今まで抜き取られたものの方が、ポン酢より高かったしね。。。

お風呂の排水溝もなぜかがっちりと糊付けされて

開けられなくてずっと困ってたので、開けてもらい

中をやっと掃除できた。

日本だって、もちろんいろいろ問題はあるけれど、

でもやっぱりいろんな意味で恵まれてるし、本当に

住みやすい国やなぁって、外に出ると余計に思う。